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zoom RSS ダッチワイフより拳銃!?

<<   作成日時 : 2007/05/02 12:58   >>

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☆☆黄金週間記念★★大和屋竺スペシャソT!
没後もう14年という中途半端な年に何を今更大和屋竺について触れるのもなんなんだが…の巻
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大和屋竺といえば一般(?)には『荒野のダッチワイフ』か旧ルパンの脚本家がベタな認識である。僕は「ダッチワイフ」より「拳銃」派だが、この意見も、ごくたま〜に聞く。拳銃というのは勿論『毛の生えた拳銃』のことだ。こっちのほうがルパンテイストを盛り込んでるような気がするし、実際出てくる月給製の殺し屋二人は機嫌の悪いルパンと次元に若干だがダブる。つねに気分の悪そうな大久保鷹なんか「スカッとさわやかで居てえんだよ」「脳みそかち割って、踏み潰しちまいてえよ…」など口を開けばグチってばっかり〜。一方相方の麿赤児は、女を抱くたびに故郷のおふくろさんが恋しくなるのか「かあちゃ〜ん…」と泣き出す始末。しかもターゲットである中心人物の吉沢健を追い詰めたのに、殺さずになぜか逆に金を要求し、倒れているそいつの身長をメジャーで測って、「俺たちがプロフェッショナルだってこと忘れるな」とカッコよく決めて去っていく。決着は後日だ、ってことなんだが、後日の取引でめちゃカッコ悪く敗北している。今度は吉沢が女といちゃついてる姿をスコープで追いながら、旅館から見ているのだが、さっきまでスーツをバシッと決めてた二人が旅館になると、キチンと半纏着ているのが可笑しい。どこか変な殺し屋で、シュールな映画だ。しかしすごく印象に残る作品で、後年自分がそれっぽい映画を作ったりもしたが、あのヘンテコリンさを出すのには難題が多くハンパなことはできないな〜と勉強にもなったもんだ。
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『毛の生えた拳銃』がいまだにDVD化されないのも謎だが、もっと謎なのが『愛欲の罠』のプリントの行方だ。あの当時の国映始めパートカラーのハードボイルド映画はどこへ行ってしまったのだろうか?唯一若松プロで製作されたものだけはDVD化され、大和屋シナリオの『裸の銃弾』も初DVDになったのは嬉しい話だ。この映画に登場する小指のない殺し屋の設定も面白く、最後に弾丸を撃ちつくして、嗚呼〜殺られる〜という瞬間、脱いだ手袋の小指の部分に弾丸が一発隠してあったというオチが痺れるわ。自分が撮った映画にこのオチをヒントにしたものがあって、常に携帯電話を離さない殺し屋がいるのだが、敵方に寝込みを襲われて、もはやこれまでという時に携帯電話のアンテナを歯で引き抜いて、投げたら爆弾になっているというのをやった。もっとも投げた本人も爆風を食らって髪が燃えて目玉飛び出したまま車窓を歩いているというグロいオチだが…。結局大和屋へのオマージュとはいうものの、単なるパクリであった。
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大和屋が作り出した殺し屋はもっともっと面白いのがいっぱいいて、本人が演じたオシの殺し屋や、でっかい凧に乗って現れる殺し屋など多彩、多能、多芸ぶりが腐るほど挿入されている。
若松作品はわかったから大和屋監督作品をもっとくれよん!と小さな声で叫びたいところだ。

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幸福の罠
★映画日記1 昨日久方ぶりにシネ・ヌーヴォへ行った。。市川崑追悼特集 の『幸福』を見に行ったのだ。この作品、DVD化されてないので上映のたびに足を運ぶ。 この劇場へ行くのは、だいぶ前に『バネ式』見て以来だったので道も忘れてて、うっかり花町の色町へ入ってしまって驚いたりもしたが、抜けたらすぐ着いた。 さて本編。今回で3度目の鑑賞だがいつ見ても面白い(前にも一度書きましたが)。 結構この作品のファンはいるのだが、いかんせんマイナー。けどいい話・・・なのだが、正直こんな汚ったならしい映画... ...続きを見る
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2008/09/09 00:07

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