アトムが始まった!

サンテレビの朝はえらいことになっている。7時から『フランダースの犬』をやっていて、ちょうど起きる頃に毎日見てから仕事へ出るのが日課となっていたが、7時半からの『ゼンダマン』が先日終了し、なんと『アルプスの少女ハイジ』が始まった。ある意味素敵でとんでもないカップリングである。
しかしハイジが始まると同時にフランダーズも先週で終わり、今度は『鉄腕アトム』(80年度版)の登場となった。
この80年代アトム、リアルタイムではほぼ毎週確実に見ていたと記憶されるのだが、その初期一月間の記憶が全くない、というか見ていないのだ。
裏番組を見ていたわけではない、無論、神様手塚治虫先生で育った僕としてはこのアトムの本放送をめちゃめちゃ待ち望んでいた。が、スタートした1980年の10月、この時期僕は、毎年恒例のコレに借り出されていた為、泣く泣く見逃していたのだ。貧乏なのでビデオデッキすらなく、テレビも壊れて白黒だった。
勿論、学級でのアトムの話題についていけず、毎週同期の桜に「どんなんやった?どんなんやった?」と必死にお尋ねしていた。
そして今回約30年ぶりにやーっと第一話から見ることが出来た。
驚いたのだが、まだ開始二話目、いまだにアトムの名がトビオちゃんのままだ。
確かに30年前、同期の桜は「アトムの名前がトビウオ(もしくはトミオ)だじょ~?」と言っていた。トビオという名前がアトムの本名というのは知っていたが、桜たちが不思議がっていたのはこういうこと、つまり「アトムにはいつなるのか?」だった。
てっきり第一話でお茶の水博士に引き取られるまでが描かれるのかと思ったが、お茶の水の登場もまだなら、アトムの役名(声の出演での名前)もトビオのまま。
明日、第三話「ロボットサーカス」なので、もうちょいしたらお茶の水の鼻が出てくるのかもしれない。
白黒版では、第三話で名作中の傑作「火星探検」を描いているというのに、神様はこのカラー版でトビオからアトムへの引継ぎを原作より詳細に描きたかったのか、まだサーカスのくだりだ。
スタッフのにも所々に神様手塚治虫の名が見られる。キャラデザインや脚本、演出、コンテの他、エンディングまで作詞している。オサムシ、「マンガはバイトで本業はアニメ」って言いきってたから、よほど力入れてたのだろう。

でもって今朝放送された第二話「アトム対アトラス」では、ライバルロボットのアトラス君(鉄人28号でいうところのブラックオックスみたいな位置?)が登場し、トビオちゃんを容赦なく痛めつけ、かなりのドSキャラを演じてくれている。
しかしいかんせんアトラス君、金色のふんどしをしているような変なデザインで違和感丸出し。原作のアトラスのデザインとはまるっきり違っているのだった。
このふんどし坊や、僕がやっとリアルタイムで見出した頃には、ロボットのくせにめちゃ成長していて(改造されたのか?)アトムよりだいぶお兄さん(てか青年)になっていた。

画像



★また始まった・・・吹き替えの話。
当然まだヒゲオヤジの登場もないわけだが、僕はリアルタイムで見ててヒゲオヤジの声に違和感を感じていた。
このカラー版アトムのヒゲオヤジの声はベテランの熊倉一雄。熊倉の独特のボイスはキライではないが、それまでに『マリンエクスプレス』『フウムーン』など24時間テレビ恒例の手塚アニメや『ジェッターマルス』で育った自分としては、ヒゲオヤジの声は富田耕生だったもんで、この声が定着してもうてるわけだ。(しかしやがて熊倉声のオヤジにも馴染んでくる)

このアトムの同時期(!…オサム働きすぎやがな!)に製作された劇場版『火の鳥2772愛のコスモゾーン』(未見)ではヒゲオヤジをこれまたベテランの大塚周夫が演じているが、それはそれでまたピッタリだ。なぜ大塚氏はブロンソンや初代ねずみ男など何を演じてもはまるのかね?

それからまた数年、ベレー帽も死んで本当に神様になってしまった平成近年、劇場版『ジャングル大帝』や『メトロポリス』、三作目アトム等で、再三再四富田ヒゲオヤジが復活する。やはりこの声が一番しっくりくるのだろう。
しかし富田は、『平成天才バカボン』でのパパの声で少なくとも僕の周辺では相当不評であった。それは当時さんまから長江健次に引き継がれた月曜ヤンタン内でも、長江が「あの声は違う!」とめちゃ力説してたくらいイメージを破壊していた。まあ初代の雨森雅司の声があまりにもはまりすぎたし、平成版の頃には雨森が既に故人だったので仕方なかったのだろうね。
富田といえば、今更語るでもないが初代ドラえもんで、これも違和感がありすぎて野沢雅子へチェンジ(大山のぶ代は三代目)した過去もあるので、正直…ヒゲオヤジがあってよかったね、て思う。(どうでもいい情報だが、大山ドラに変わってから、ドラえもんの手動かき氷器みたいな商品が売り出されたことがあったが、CMでのドラの声が野沢雅子だった)

一方、熊倉一雄といえば、初代『忍者ハットリくん』でもある。
以前加藤義彦さんからもらった実写版第一話(現存されてるのはこの一本だけ。続編の『ハットリくん+ジッポウ』はDVD化されている)を見たら、ハットリくんのお面(顔)はなかなかよいのに、子供にもかかわらず声だけおっさんなのですげええ気色悪かった。
製作側はなんでこの声にしたのかしらんが、このまま交代するでもなく最終回まで続いたというのがスゴイ。
どうやら藤子不二雄原作のキャラは、おっさん声にすると違和感が残るようだ。でもくどいようだが熊倉の声は個人的には好きである。しかしこのハットリくんは気色悪い。


これまったどうでもいい話だが、同じ藤子A原作の『オヤジ坊太郎』には、まるっきり別物のハットリくんというキャラが出てくる。こいつは小学生のくせにナチスドイツの制服着て悦に入ってる完全に危ない野郎だった。


さて最後にまたアトムに戻るが、高校時代の友人で、僕の作る映像にも、ペットボトルでボコボコに殴られるババアの役などで出演していたヒロシという男が、高校卒業後マジで声優になろうとして、お茶の水博士でおなじみ勝田久の声優アカデミーへ入学しようと企んだが、家がめちゃめちゃ厳しくて、家族に反対されるならまだしも、オヤジにぶん殴られた挙句、結局大阪池田で親戚が経営する居酒屋へ丁稚奉公させられていた。
かわいそうな話・・・だが、しかしヒロシには声がこもっている上に活舌が悪いという救いようのない致命傷があった・・・なんじゃそりゃ。

こういうガキの頃の記憶はいつまでたっても覚えてるものだが、大人になってからの記憶は昨日のことすら覚えられない・・・・・クソったれ!!

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