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zoom RSS 顔画的自主映画入門3

<<   作成日時 : 2008/01/28 23:30   >>

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インチキ映画を制作して十余年。本日は演出について。

監督の恐怖
なるべくなら後悔のないような演出をしたほうがよい。後悔しても観客をだますことはできる。問題なのは監督本人がそれで納得できるかで、後々引きずるようであればスパッと切っちゃうのも演出である。

撮ろうと思えば
後輩にスゴイ輩がいて、4〜5人集まった同期たちが、一晩で短編が撮れるかという無茶なことに挑戦して、夜から朝にかけてロケしまくり、ついに24時間以内に一本の刑事モノを作った。
どうやって撮ったか聞けば、そのシーンに出ていない役者がカメラと演出をして、順繰りに進めていったという。しかも、翌年にはそのまた後輩がやはり一日で続編を作って、数本貯まったところでちゃんとした劇場で上映しよった。上映会には勿論出かけたが、あんな即席映画が劇場で公開されるとちゃんと見れる物になる。あれには恐れ入った。
しかし僕らも似たような経験がないでもない。


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★監督と演出
8ミリフィルムで最初に撮った映画は、中学時代の友達と撮った格闘技モノで、主演は勿論MOSさんだった。しかしこれは未完成に終わった。
その後数年してサークル(といっても僕が所属していたのは映研ではなく落研である)の合宿でホモ映画(!)を撮った。
この当時から関根しりもち君とはダブル監督のようなコンビでやっている。なぜホモ映画なのかといえば単純で、男部屋で男ばっかりだったからだ。そしてわざと白黒に焼いてもらい、エクスタシーの場面だけマジックで赤く塗ってパートカラーだとほざいていた。しかもちゃんと伊丹映画祭のイベントで上映もしたし、翌年にはちゃんとしたカラーになる続篇も撮って上映した。いい思い出である。
しかし、これは短編の話で、全編即興で撮ったため、シナリオなんか存在しなかった。

その後長編を撮ろうと、本格的にホンを作った。しかし自分で監督しながらも僕はあんまり演出しないので舞台やってる俳優からは演出のリクエストが再度要求された。
しりもち君が参加する撮影は彼がなんやかんや口を挟んでくれたりするが、いかんせん一人で撮る場合は、OKじゃないのだがつい諦めてOKにしてしまうことが多々ある。僕はあんまり粘ることをしない。すなわちすぐ終わらせたいのだ。勿論これが仇となって、編集時にすげええええええええ後悔することったらない。
今回の混血映画も「ここをちゃんとやりたかった、もうちょっと粘るんだった」という箇所が多々ある。無念の連続だ。しかしそれは観客にはわからない。なぜならそれなりに面白く撮れているのだから。それも一つの演出なのだ。


★怒られる監督
そういや、もう十年ほど昔に撮った映画のラストシーンで、後輩の俳優が撃たれて死ぬというクライマックスに、勢い余った彼は、顔面にぶっかかるほど力強く血糊を吹いて、広い荒野を前提とした狭い川原に前のめりで倒れた。それでもまだ死なない彼は、今度は自分の靴を脱いでその場に放り投げてついに息絶えた。本人は長渕剛の『とんぼ』の最終回で、路上で刺されて野次馬に靴を投げつける長渕のつもりだったという。
このシーンを橋の上から撮影していた僕は「やったな!」と調子こいてOKを出した。
しかしそのシーンを見た後輩(というか確か藤本和也君だった)に「あんなサル芝居をOKするのがあんたの悪い演出だ!」とけんもほろろに一喝された。人間何がきっかけで怒られるかわかったもんじゃない。
しかもこれまた最悪なのが、そのラストシーンに、もう一方男たちの対決シーンを撮る予定だったが、撮影当日、小雨降る中現場へ着いたら役者がほとんどいない。アレ?俺来る日間違ったかな?
と、一人だけ捕まった俳優へ確認の電話をかけたら、驚いたことに男優部全員急に決まった女子大のコンパへ行ったとの事だった。
俺ポッツーン…。
どんなに男が偉くても女の乳房にゃかなわない…。でもこんなみじめな演出は絶対にいらない!

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                           「考えないで、感じて!」     

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昨日の続きではないですが、本日はそのタイツメンについて・・・ 現在公開中の映画『GSワンダーランド』観ましたね? いや〜本田隆一監督、まったくやりたいこと全部やっちまったな〜。 単なるキャーキャー言うだけの娯楽作品とは違い、エレキキュンキュンなストーリーの中に、民謡あり、浪花節ありバラードあり、結局最後はこうなるのか・・・という大オチもあり、随所に小笑いもあって、なかなかのエンターテイメンツ、タイツメンであった。僕の後ろで見てた女の子はえらいはまってしまったのかゲバゲバ笑っていたが、... ...続きを見る
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2008/11/21 19:57

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