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zoom RSS 顔画的自主映画入門4

<<   作成日時 : 2008/01/29 21:33   >>

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ロケをするならロケハンをせねばならない。そしてこのロケハンが結構楽しかったりもする。
学生時代は金もないのでロケハンだと言い切ってしょっちゅう散歩していた。しかし遠出しすぎてめちゃいい場所探してきても、いざ撮影で車を出してもらえず結局ポシャッたこともある。

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ホコリの恐怖
★セットがなけりゃ部屋を借りれ
ロケといっても野外ばっかりではない。部屋一個借りて撮影する場合、汚ければ汚いほどそれがそのままセットと化す。今まできれいな部屋で撮影なんかしたこたない。

しかし汚すぎても考え物だ。
以前『黒座敷』という映画の時は、道明寺にいる後輩が棲んでる文化住宅を借り切ったのだが、僕は東京に住んでいたため兎に角行き来が大変だった。ほぼ一ヶ月に一度のペースで数回往復した。
最初の撮影のとき、僕は前のりしてロケ先の物件へ泊まってエライ目に遭った。
なんせこの後輩、越してから一度も掃除をしたことがないほどの汚れっぷり。その約六年ほど前にもここで別の映画を撮影したのだが、その時使った小道具がいまだに置き去りにされているというほど酷い有様。卒業時に後輩から貰った花束が枯れてボロボロなのにまだ飾ってある始末。
僕が引きつりながらお邪魔してしばらくすると、ゾロゾロと他の演者が到着するのだが、みんな玄関開けてのリアクション(数秒停止する)が必ず一緒だった。
中でも一番キレイ好きの演者が部屋に入って早々「これ孤独死する人の部屋ちゃうんか?」と弱りだした挙句、部屋の主に便所の掃除を任命させていた。まあ気持ちはわからんでもないが・・・。
しかしそんな孤独死の部屋へ泊まったもんだから、たちまち鼻がやられ、喉が痛い。翌日到着組も揃って顔色を悪くしていた。しかしえらいもんでいざ撮影が始まったら役者に魂が入って、そんな汚らしい空間すらなんでもなくなるからスゴイ。数時間のうち僕らはそのゴミための中で弁当食べていた。

そして次の来阪で、さてこれで春のシーンはおしまいという日、また喉を痛めながら泊まって翌日、あのキレイ好きの役者がいつまで経っても現れない。なんせ主役なのでいてもらわなけりゃ困る。仕方がないので他のシーンを先に撮りながら時間を潰していると、約4時間遅れでやっと到着。なんと寝坊とのことなり。しかもこのキレイ好き、悪びれる様子ひとかけらもなく、開口一番「女(女優)は来てへんの?」。
隣にいた後輩役者の顔が引きつったの何の。おまけに僕は高速道路の代金まで請求されたが勿論払わなかった。おまけに春のシーンがこの4時間のロスタイムで途中までしか撮れず、結局半年ほどスケジュールも合わず、やっと揃ったのがよりにもよって夏まっさかりの暑い日。
僕らは多少髪型もスッキリして前と繋がっていないのにも構わず、セーター着こんで撮り残しに挑んだ。しかしあんなに暑かったのに、いざスタートするとやっぱり暑さもふっ飛ぶんだからスゴイね〜。あれにはびっくりしたね。

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                   真夏の昼間にしかも夜のシーンなので暗幕張っている。暑いわ。

ところがクランク・アップして、そのシーンを後で見ると、あのキレイ好きだけが、カメラにチョット映っているとも気づかないで、一人だけ下パンツ一丁になっていた。僕らはちゃんと着込んでいたのに〜真面目にやらんかいおい!(これは監督としての言葉だ)

こういう話は、昨日の藤本君に怒られた件もそうだが、後々笑えるから面白いもんで、むしろこんな裏話があるからこそテンションの加減も変わってくるもんだ。
ですから決して過酷なロケを拒んではいけない。なんらかの笑いが一つでもあれば、多分それは神が降りてきた証である。

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